This Little Pig Went to Market.

「さて諸君、予習をもしするなら音声を聞くだけにしておくようにいっておいたはずだが、そのとおりにしてくれたのかな。」

「はい。そのとおりにしました。」

「しました。」

This Little Pig Went to Market 

 (Mother Goose)

This little pig went to market.

This little pig had roast beef.

This little pig had none.

And this little pig cried;

“Wee-wee-wee-wee-wee.

I can’t find my way home.”

 この子豚は市場にいった。

この子豚は家にいることにした。

この子豚にはローストビーフがある。

この子豚には何もない。

そしてこの子豚は泣いた。

「えーん、えんえん、えーんえん。

帰り道が見つからないよう。」

「ではまずは聴いてくれ。」

と言って大樹さんは上記の例文を読み上げた。

「さて、何か気づいたことがあるかな。」

「 “this (ðɪs)” の発音が日本語の『ディス』や『ズィス」とは違うように聞こえます。」

「せっかく話題になったから先に説明してしまおう。 “this (ðɪs)” の発音は日本語にはない。濁った”th(ð)” を発音するときにはまず息を吐きながら舌を両方の歯の間に挟む。そして、続く母音を発音するときに舌を口の奥に素早く引っ込める。するとこの場合は “thi (ðɪ)”という音が鳴る。

「ほかに気づいたことは?」

「ところどころで音が飛んでいます。」

「そのとおり。そしてそれがきょうの要点だ。一行目に “This little pig wenT To market.”とあるね。この行では wenT の ”T” と To の ”Tが続いている。”このように、伸ばせない子音同士で、発音方法が同じかまたはよく似た2つの子音が続くときには、語尾の子音を飲んで語頭の子音を優先して発音する。よってここの発音は “This little pig wen(t) To market.”(著者注釈:カッコ内は飲む音。発音しない。ここに間を残すことでリズムを保つのが英語の特徴である。)

「音を飲む箇所がほかにもあるかな。」

「……3行目の “d” は飲みます。」

「そのとおり。ほかには?」

「4行目の “d”と“g” も飲みます。」

「そのとおりだ。ほかには?」

「…………ありません。以上で全部です。」

「そうだ。では音読してみよう。私に続いて、2人で1行ずつ復唱してくれ。This little pig wen(t) to market.」

「This little pig wen(t) to market.」

「3行目。This little pig ha(d) none.」 

「This little pig ha(d) none.」

「An(d) this little pi(g) cried.」

この日、ボクたちは Sherilyn Monroe の練習を3分くらいやって解散した。遼一はオンラインに残ってボクとLINER で話をした。

「智哉は朋子さんに、このレッスンに参加してほしいんだな。」

「そうだよ。朋子さんがいると、きっと楽しくなるでしょ。」

「楽しくはなるだろうさ。でも俺たちより少し遅れて参加することになるぜ。そこんとこはどう考えてる?」

「Humpty Dumpty はボクが教えるよ。その先はボクたちだって始めたばかりだから、2人がかりで教えれば、すぐに追いつくよ。どうせたいした学習量じゃない。」

「そうか。そこまで考えてるならオレに異論はない。大樹さんが承諾してくれたらオレも OK だ。」

「さっそく土曜日にはうちに来てもらおう。どんな遊びがいいかな。」

「またサッカーでいいじゃんか。女子のサッカーチームだってあるんだから。」

「そうだな。では雨天用にインドアのゲームを考えよう。これは2人の宿題だよ。期日は金曜日の夜。」

「はいよ。了解した。」

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